「家族」ってなんだろう。「発達」という観点から「家族」を考え、「愛着」について考えていきたいと思います。「お母さんがいないと」「両親がそろってないと」「ちゃんと愛情をかけないと」などということではなく、「多様性」を考えていくといろんな形の家族があって当たり前だし、子どもの育ち方だって実は複雑。でも、人々は簡単に「ふつうはね」と言ってあるはずもない「理想の家族論」を頭の中に描いているように思います。

「愛着障害」という言葉や、「虐待」という言葉も、言葉がどんどん広がると、そのことの本当の意味や大変さを語られることなく、「問題だ」「支援しなくては」となりがちだなあと感じています。「発達障害」という言葉もまさにそうだなあと感じています。問題は「障害」という状態そのものであるはずなんじゃないかなあ、と思うわけで、どうやったらそれが「障害」ではなくなるんだろう?と考えることの方が重要かと思っています。

「多様性」は便利な言葉で、「いろいろあるよね」「それでいいよね」ということになりがちですが、そうではなく、その「いろいろ」についてを「自分のこと」として掘り下げて考える大人が増えたらいいなあと思います。一緒に悩んで、一緒に考える、本気の講座。とはいえ、むずかしい言葉は好きじゃないので、やさしい言葉で考える、講座です。

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

「違いは魅力」をテーマに、子どもから大人まで特性を活かしてのびのびと発達するための、アセスメントとコーディネートを行う。
 東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,発達障害の子どもたちと出会い、宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。2003年に「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職。生涯発達支援の重要性に気づき「生涯発達支援塾TANE」を主宰。書道塾taneは「誰でも調子に乗れる書道」をモットーに石巻、仙台、各地で移動開催中。TANE相談室も定期開催中。