違いは魅力に、
人生は楽しく。
TANEコーディネーターの日々
共通一次、センター試験、そして2021年からの「共通テスト」。名前は変われども、入学試験制度は変わらず、応援する雰囲気も、塾に掲げられる文言も、受験勉強というものにまつわるイメージも昭和のままなのは気のせいだろうか。
コンプレックスの塊のまま、生きてきたな、と思います。だから、いろんな人たちに、「自信を持とう」だとか「折れない強さを持とう」なんて、これっぽっちも言えません。できないこともたくさんあって、それでも生きていけるよ、ってことくらいしか。そういう…
「アート」という言葉にどんな印象を持ちますか?「ケア」という言葉にどんな印象を持ちますか? 知っているようで知らない、なんとなく興味がある、興味が全くない、なんか専門っぽい、とか、いろいろイメージがあると思います。いま、「障害者の芸術推進」…
明けましておめでとうございます。新春初の仕事は、書道から。書き初め会は予想以上にのぞいてもらえてうれしかったです。展示もいろんな方からうれしい声が聞けて、うれしいばっかり。 あらためて、書いて楽しんでいただけることの喜びを感じて自分自身がと…
2020年を振り返ると、なんだかどさくさに紛れたような1年だったな、と思うのです。うやむやにされた感じというか。それにしても1年は1年だからなんとか納めなくてはならない。と、そんなときに天から降ってきたかのような幸運な出来事が、このまちかど…
昨日、2020最後の仕事であるコーディネート先の事業所からチューリップをいただいた。利用者の方々が一生懸命育てているこの時期恒例のものである。そういえば今年はクラシックではなく、ハウンドドッグを聴かせた、と言っていた。そういえばどこかしらセ…
「むりしなくていい」「いっしょうけんめいやらない」「たまたまうまくいく」「うっかりいいことがある」「むだなことをする」みたいなことって、教えてもらえない。 だから、教室に掲げてある目標とか、毎年書かかせられる抱負とか、「限界に挑戦」とか「一…
「包括的セクシュアリティ教育」という言葉がある。まだなじみがない言葉かもしれない。従来の「性教育」というイメージよりはもっと、幅広いものだと考えてもらったらイメージができるかもしれない。 子どもたち、そして障害のある人や弱い立場の人たちを守…
最近、いろんな相談や問い合わせがありますが、なかでも「どこにいったら会えますか」と言われることが増えました。なんかちょっとわかってもらった感じで嬉しい。ちょっと前は、「事務所はどこですか」というのがありました。どこを見ても調べても拠点情報が…
毎年、違うことをやっている。2016年に教員を辞めてからTANEという活動が本格的になる(いまでもなっているのか?)までなんだかんだやっているので、そのときは夢中だったが、この4年間でやったことだけを考えても、カフェの手伝い、デイサービスの…
コロナコロナコロナだったので、なかなか新しい場所にお出かけすることができなかった日々。10月の終わり、世の中はハロウィン真っ只中に、念願の「多夢多夢舎中山工房」さまに、「書道のじかん」を開催しにいくことができました。 車が着いたらすぐに中か…
今年も残すところあと2ヶ月。早い。ちょっとよくわからないうちにこんなことになっていた。本当だろうか。世界的に時間を短縮したとか、何か騙されているのではないだろうか。 夜寝れば朝が来るのだな。ということを痛感している日々。 11月の予定はこち…
櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)
宮城県石巻市出身。特別支援教育士。書道師範。東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。インクルーシブ教育の研究をしながら,ソーシャルスキルトレーニングの団体で発達障害のある子どもたちと出会う。2003年に石巻市で,任意団体「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職し,「生涯発達」の視点から教育,福祉を考えるコーディネートチーム「TANE」を主宰。ひとりひとりの違いを楽しんで生きる社会の実現を目指しています。