書と美

すみあそび

「書道」は実はとても自由なものです。
昔から、墨絵、水墨画、そして文字のさまざまな変化も。

日本人であれば誰しもが一度は学校でやったことがある「習字」。
それは、教育の枠組みの中でのごく一部の分野、「書写」というものであり、本来の書はもっともっと自由。
筆の柔らかさ、墨の濃淡、そして香り、五感を刺激しながらとても自由な身体表現にすらなるのです。

そんな「書」をもっと自由に楽しめるアートワークとしての「すみあそび」。
これまで8年間、子どもから大人まで、そして発達の特性がある子どもたちや大人の方々なども含めて、述べ1,200人以上の方々と「すみあそび」を行ってきました。
児童館や放課後デイサービス、そして福祉施設、高齢者施設、特別支援学校、さらには現場の先生方の研修会。

そして「誰でも調子に乗れるすみあそび」というワークショップでは、年齢も問わずにさまざまな方が一緒に集い、立場や肩書きなども何も関係なく、ただただ書くだけの場を作っています。

そこでは本当に誰もが自由。
用具の使い方も、何もかも、ただ置いてあるだけで、「教える」ということはしません。

Art Work