さて、第4回は「教育と文化のつなぎめ 鑑賞教育とファシリテーション」
TANEプログラムディレクターの坂部認が担当します。ところで、TANEの分野横断的な学びを軽く説明させてください。

これはTANEのパンフレットに掲載されているものです。境界を作らずに自分たちの研究分野からアセスメントとコーディネートをしていく中で、どうしても外せなかった領域のひとつが「文化芸術」です。

実は平成30年に「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」が公布・施行されました。これは、障害者による文化芸術活動を推進するとともに、障害の有無に関わらずに文化を享受することの重要性と、相互理解につながることを示したものです。そのためにさまざまな形で国が支援し始めました。

そうした動きの以前から、障害の有無にかかわらず、とにかく「文化芸術」という分野と人間の発達にはとても関連が深いということ、実はそれとともに生きてきたようなパフォーマーでもある坂部氏。彼のもつ身体性の美しさについては、おてだまを操る彼をみた方はご存知かと思います。それだけではなく、アートディレクターとしても多夢多夢舎で活躍してきた彼が、理論的に「文化と教育」についてレクチャーするという第4回。

「えー、アートなんて」と思った方はとくに必見。これはつまり「ものの見方」について考える回だと思っていただきたいのです。そして何より、大人が「知らなかった!へえ!」って思う時間は何より尊いなあと思っています。

「鑑賞」を通して、教育や価値観、人のちがいについて考える、なかなか他では聞くことのできない貴重な時間をぜひともにしませんか。

第4回 「教育と文化のつなぎめ 鑑賞教育とファシリテーション」
○2020年11月15日(日)9:30〜12:00オンライン
○参加費:3000円(資料代込み)
○お申し込みはこちらのフォームから○ https://forms.gle/TbGTsm81i2qzyvCv

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

「違いは魅力」をテーマに、子どもから大人まで特性を活かしてのびのびと発達するための、アセスメントとコーディネートを行う。
 東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,発達障害の子どもたちと出会い、宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。2003年に「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職。生涯発達支援の重要性に気づき「生涯発達支援塾TANE」を主宰。書道塾taneは「誰でも調子に乗れる書道」をモットーに石巻、仙台、各地で移動開催中。TANE相談室も定期開催中。