私はとにかく「移動」が好きだということ、これはひとつ自分自身の「特性」でもあり、同時にそれは「弱さ」でもあり、「強さ」でもあります。そうやって出会ったたくさんのおもしろい場のひとつがAtlya参宮橋でした。
自分自身と徹底して向き合う、という「時間」も「覚悟」も、なかなかひとりでは難しい。最近、Atlyaが始めた「ワタシクリエイトROOM」という会員制のオンラインコミュニティは、まさにその時間と覚悟をくれる場所です。「自分を大事に」なんて言われても、そもそもわたしたちは教育の中でも、生活の中でも、「じぶん」というものをあまり主張しないようにという外圧、かと思えば「自発的に」「個性を」などと、尻を叩かれるような時代を生きていた気がします。
私自身は、そもそも生まれた時からの「不適応な子ども」で、いちいち小さいことでつまづいてきました。その結果、つまづきの多い子どもたちに関心を持ち、いわゆる「ふつう」という枠から離れた子どもたちの教育に情熱が向かっていきました。それはおそらく自分自身と向き合うための学びだったのだと思います。
そんな中で、「発達」に関する多くの知識と実体験は、子どもたちに限ったことではなく、まさに大人にも必要な知識であることに気がつき、それを応用しながら人間関係を作っていくと、驚くほどコミュニケーションが楽になりました。障害児教育は、「障害児」のためのものではありません。この知識はまさに「人間理解」そのものでした。これまでたくさんの方々の教育相談や、カウンセリングの中で、私はかなり「障害児教育」の知識と理論を応用していて、ある意味ではこの視点があるからこそ、見えることがあるのかもしれないと思えるようになってきました。
そこで、そうしたさまざまなアセスメント理論や発達の視点を、より「わたしたち」の生きやすさに結びつけながら、ある意味では今まで見向きもされなかった(あるいは関係ないものだと思って知らなかった)という領域から、「じぶん」をとらえてみましょうよ、というのが今回の講座です。Atlyaを通して発信していくことで、これまで自分とは関係ないと思っていた世界が、「これがグラデーションということか」と納得してもらえるのではないか、という試みでもあります。相変わらず、だいぶマニアックな路線からのアプローチです。
同時に、福祉や教育という世界もとても「狭い」。自分を知るというツールそのものもたくさんの方向性があることもROOMに入ることで多彩なメンバーの見方に触れ、「ああ、こういうものの見方もあるのか」と新たな発見があるかもしれない。とにかくわたしは世界を混ぜることが好きなのです。何が起きるかわからない化学反応。自分の人生は、ほぼ実験です。巻き込まれてみようかな、なんだか面白そうだぞ、ちょっと遊んでみようじゃないか、という方はぜひ足を踏み入れてみてください。
ということで、今回のこちらの講座はAtlyaのワタシクリエイトROOMでの開催となります。詳しくはこちらから。
ワタシクリエイトROOMの無料お試し期間もあるので、気になる方はお問い合わせください。(少しお得に受講できます!)