先日、幸福度には「自己決定」が影響するという研究が発表されていました。

石巻広域ソーシャルスキルトレーニングの会アドベンチャークラブの三本柱のひとつも「自己決定」です。ずっとずっと言っていて、それは文献だとか研究だとかに関わらず、実は私の実感でもあります。

私は幼稚園中退したり、登校拒否したり、いじめられたり、割と散々な学生時代を過ごしたわりには自己肯定感は下がらずに生きてこれたなあという実感がありました。それはとにかく母が、小さいことから大きなことまで全部私に選ばせたからだと思っています。

「赤と青どっち?」「ご飯とパンどっち?」の2択から始まり、読む本、着る服、行く場所。最終的には進路、やりたいこと、生きたい方向すべて私に主導権があり、選んだらとことん応援されてきたなあと思うのです。悩んだり迷ったり、やっぱり違う、ということも、その時々で変わる気持ちさえ「今のあなたがそう思うならいいんじゃない?」と言われて肯定されてきました。

結果、間違えた!違う!と感じても、立ち止まって考えたりまた選び直す力になり、自分の人生をとことん楽しむ能力はついたな、と感じています。

自己決定できるようにするにはどうしたらいいですか?と、相談されることが多くなりました。

答えはシンプル。まずは、選ばせてあげてください。そして選ぶだけの選択肢をたくさん増やして経験させてください。選んだら、大人はとことん褒めて、応援してください。

認められる経験が、また次に決めるときの自信にもつながっていきます。世の中の基準ではなくて、自分の基準で選ぶことの大切さとおもしろさをたくさん味わえたら、HAPPYは増えるはず!

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

宮城県石巻市出身。特別支援教育士。書道師範。東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。インクルーシブ教育の研究をしながら,ソーシャルスキルトレーニングの団体で発達障害のある子どもたちと出会う。2003年に石巻市で,任意団体「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職し,「生涯発達」の視点から教育,福祉を考えるコーディネートチーム「TANE」を主宰。ひとりひとりの違いを楽しんで生きる社会の実現を目指しています。

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