2月3日〜6日までのこちらのイベントに参加することになりました。

「見本市って何?」という方、安心してください。私も分かりません。しかしながら、とりあえず今回は、ヤタイみたいな感じになっているらしい。そこで、色々紹介しているらしい。とにかくいろんな団体が集まっているらしい。ということで、TANEもちゃっかり出ることになりました。

今、わりとたくさんの場所でアート、居場所、障害、多様性、という言葉がつながりあってきたなと思います。その「場所」や「作品」というものに対しての関心も高まっていることも感じるし、企業や行政もその支援に熱心になったとも感じます。それはとても素敵なことだなあと思います。

一方で、それを作っている人やその人そのものが、直接、関心のある方々と出会い、時間を共に過ごすということは実は少ないのではないかとも思います。もちろん作品を通して出会うこともできるでしょう。しかし、本人や、その周りにいる人たちや、その作品のストーリーや、いや、むしろ作品がない人たち、作らない人たち、などのたくさんの多様な表現者と実際に一緒に「いる」ということがもっと増えたら、もっと楽しいし、面白いはず。

そこで今回は「生涯発達支援塾TANE」は「そーしゃるすなっくTANE」という看板を出して、待っています。時々、作者本人がママとして待っているかもしれませんので乞うご期待。「そーしゃるすなっく」という言葉は、スナック文化の面白さを勝手に解釈して創り上げた概念であり、居場所でもあります。すべての人たちに開かれ、そこでの人間関係が対等であり、それぞれがそこに集まる目的は、皆違う、という心地良さ。そう、それはまさにインクルーシブ。そんなことも語り合えたら幸せです。

芸術活動も居場所づくりも、かっこよさや美しさやインパクトとかも重要だけれど、まずはそこにいる人の笑顔を直接見たいし、感じたいし、そもそもわたしたちが笑いたい。だからこそ、出会ってほしい。そして、そもそも「支援する」とか「支援される」とかいう関係をなくしてしまいたい。楽しいかどうか、面白いかどうか、愛があるかどうか、それだけ。

百聞は一見にしかず。とはいえ、全く期待をせずにお越しください。そして「人生に意味などない」と、軽い気持ちでご覧いただければ幸いです。

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

「違いは魅力」をテーマに、子どもから大人まで特性を活かしてのびのびと発達するための、アセスメントとコーディネートを行う。
 東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,発達障害の子どもたちと出会い、宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。2003年に「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職。生涯発達支援の重要性に気づき「生涯発達支援塾TANE」を主宰。書道塾taneは「誰でも調子に乗れる書道」をモットーに石巻、仙台、各地で移動開催中。TANE相談室も定期開催中。