オンラインで開催しているつなぎめ講座ヤタイ、ホームページをご覧になっていただいた方からのご依頼で、前回の「覚醒レベルとアセスメント」という非常にマニアックな講座をもう一度やってほしいというありがたいお話があった。しかも、聞けば東京の特別支援学校の保護者の方だった。これまたびっくり。聞けばつなぎめ講座を受けていただいていた方からの紹介ということで、なんだか本当につながっていくことの嬉しさと驚き。つくづくオンラインってすごい。

数人でも、と消極的なことを言っていたのだがたくさん集まっていただいた。今までこちらで「やるよー」と告知したりしていたけれど、そもそも宣伝が苦手なチームTANEであり、とほほ、と思うくらい集客とかができない。せいぜいフェイスブック等でイベントページってやつを作ってみる程度なので、今回のような「ご依頼型」は、実はとってもとっても嬉しいのであった。

それにしても全員が初めましてなので、ものすごく緊張する。とはいえ、中身については前回も好評だったこともあり、しかも結構重要なことだからこそ、「専門的なこと」とかじゃあなくて、もっと身近に考えて、ちょっとでも楽になったらなあ、というテーマなので保護者の方に聞いていただける、というのはやっぱり気合が入る。

「覚醒レベル」というなじみのないフレーズ。簡単に言えば、「緊張」と「リラックス」のバランスだ。大人になっても、緊張しすぎてうまくいかないことや、リラックスしすぎてイマイチ仕事がうまくいかない、みたいな経験は誰もが持っているだろう。とくに問題のない場合には、自分で意識できたり、落ち着かせたり、ことばで表現できるが、そうはいかない子どもや特性のある方々、さらにはそれ自体をコントロールできない場合なんかは、生活のしにくさ、指示の入らなさ、混乱、いろんな不具合が生じる。強度行動障害というのは障害ではなく、行動であり、むしろ学習パターンなのだ。だからこそ関係性は大事になる。そんな話である。

後半はご依頼編スペシャルで質問タイムを多めに取ったのだが、やはり具体的なお子さんの悩みなどについては、つい「実際に会いたい!」と思ってしまう。一緒に少しでも過ごしたら、いろいろ分かるかもしれない、なんて思う。オンラインの学びは素晴らしい。一方で、やっぱり直接会わないとわからないこともあるな、と思う。

拠点のないTANEだけに、せっかくのつながりを生かして旅に出たくなった。

ということで、「ご依頼型つなぎめ講座」、ご要望に合わせてオンラインで開催できます。ぜひ人数を集めて気軽にご依頼くださいませ。

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

宮城県石巻市出身。特別支援教育士。書道師範。東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。インクルーシブ教育の研究をしながら,ソーシャルスキルトレーニングの団体で発達障害のある子どもたちと出会う。2003年に石巻市で,任意団体「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職し,「生涯発達」の視点から教育,福祉を考えるコーディネートチーム「TANE」を主宰。ひとりひとりの違いを楽しんで生きる社会の実現を目指しています。