櫻井育子– Author –
櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)
「違いは魅力」をテーマに、子どもから大人まで特性を活かしてのびのびと発達するための、アセスメントとコーディネートを行う。
東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,発達障害の子どもたちと出会い、宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。2003年に「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職。生涯発達支援の重要性に気づき「生涯発達支援塾TANE」を主宰。書道塾taneは「誰でも調子に乗れる書道」をモットーに石巻、仙台、各地で移動開催中。TANE相談室も定期開催中。
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凹凸のこと
大人になる
今年に入って、卒業生である青年から突然着信があった。以前から、たわいのないメールを送ってきていて、その内容も幼く、ちょっと甘えたようなところのある子だったので、さほど気にせず、移動中だったこともあり出なかった。その後に「お父さんが家で倒... -
凹凸のこと
目と身体と心と
オンラインお助け猫。 オンライン授業が大学や専門学校では主流となり始め、先駆けている場所から、すでに「目が疲れる」「集中しすぎて疲れる」などの声が上がっている。 私も数は少ないが、オンラインでのやりとりは以前からやっていたとはいえ、どうも... -
そだちの相談
遊びきる
無意味で無目的。 「遊びが大事」というのは、子どもの発達の話だけではない。大人も然り。しかし、そういう大人は、最近遊んでいるだろうか。このような世の中になると、途端、「遊び」=「外に行くこと」だった大人たちは遊び場をなくして路頭に迷う(も... -
コラム
「内」と「外」
あなたはどういう暮らしをしているのか、どういう思想を持っているのかという問いに対して誰しも平常時には声高に語らない。しかし非常時になった途端に、「内」にあったものが「外」に簡単に放出されてしまう。 感受性の強い人たちは敏感にそれを察知する... -
コラム
解決しない
数年前のKくんの書。 自宅にいる時間が長いので、ひたすらに整理整頓をしていたら、だいぶ前に書道塾を始めたころに書いたKくんの作品を見つけた。 相田みつをさんの「奪い合えば足らぬ、分け合えばあまる」とは本当にその通り。新型コロナウィルスの騒動... -
そだちの相談
遅くはない!
学びの時期は人それぞれ。 「生涯発達」とか、「生涯学習」という言葉にどんなイメージがあるだろうか。カルチャーセンターとか、なんとなく余暇的な学び場。そんなイメージもあるかもしれない。本当は、もっともっと深くて根本的なものだと思っている。 ... -
コラム
「責任を取る」
放課後デイで子どもたちが拾ってきた桜。 「責任を取る」という言葉が、ほんとうに適切に使われ、ほんとうに責任を取ったと思える行動、というものにあまり出会ったことがないのが事実だ。なにかあったら自分が責任を取るからやってくれ、とか、ドラマや映... -
コラム
家族と福祉
個別相談、その他できる限りのことはオンラインに切り替えた。今まで、直接訪問していた家庭訪問や、教育相談は、zoomやLINEのビデオ通話でも可能なことが分かり、むしろホワイトボード機能や画面共有などができるおかげで、リアルでのやりとりよりも情報... -
コラム
学びの意味
オンラインの学習がスタンダードになるかもしれない。熊本市ではすでに小中学校のオンライン授業がスタートするそうだ。この各自治体のスピードの格差が今後はさらに拡がるような気がしてならない。 文部科学省では、昨年から「GIGAスクール構想」というも... -
おしらせ
4月の予定
春嫌いの私。新しいことや楽しいことはワクワクする反面、対人的な緊張は強いのでどう振る舞っていいか分からずに、新しい場に参加すること自体にはとてつもないストレスがかかります。 さて、そんなわけで日常がどんどん変化する状況ですが、TANEの今後に...
