毎年ご好評をいただいている、TANEの「つなぎめ講座」。
異分野のつなぎめを学ぶコーディネーター講座として、1年目は「心理」「発達」「教育」「福祉」「文化芸術」のつなぎめを学びました。
2年目は「つなぎめ講座ライト」として、各分野における「権利」について考えてきました。
この2年間を経て、TANEのチームはいま、新しい課題を見出し、リサーチを始めています。同じことを続けられない人たちなので、どんどん興味が違うところに行ってしまうのです。
今年度は研究の年になりそうです。
そこで、つなぎめ講座は、連続講座ではなく、お祭りの屋台のように不定期で、いろいろな場所に出没します。
ゲストを呼んでお話を聞くかもしれませんし、ラジオのようにおしゃべりをするかもしれません。みなさまからの相談を受ける屋台になるかもしれません。
見つけづらい屋台ですが、皆様のご参加をお待ちしております。
今回のテーマは、「覚醒レベルのアセスメント」。いわゆる「強度行動障害」や「常同行動」と呼ばれる、「あばれる」「ずっとやってる」「いうこときかない」状態は、なぜ起こるのかを学びます。
「行動の問題」は、それ自体が「特性」なのではありません。環境と学習によって身につけた「行動」です。アセスメントができることは解決の一歩目。すべてが解明されることや、ノウハウだけではない「視点」はあらゆる対人援助の場面で必要だと思っています。「強度行動障害」については、研修体制も各自治体で工夫され、とくに障害のある成人の方と関わる場合には必須の研修だったりします。しかしながら、なかなか一人一人の状態に応じて対応できていないのも事実。今回は、TANEのアセスメント2.0の考え方を用いながら、脳科学的な基本と「自分ごと」にして見ていく方法を探ります。
「覚醒レベル」って聞きなれない言葉ですが、いわゆるスポーツ界では「ゾーン」などと言って、パフォーマンスが最大にできる状態のことを指すことがあります。つまりは「緊張」と「リラックス」のバランス。今回は、この「覚醒レベル」がわたしたちの「行動」にどういう影響を与えているかを学んでいきます。
学校や、福祉施設、子育ての現場でも起こりうる、対人援助の基本になる考え方です。理由を知ることでお互い楽になり、良い環境を整えるヒントになります。そして何より、自分自身の視点と行動について見つめる機会になるかもしれません。
4/24(日)
10:00-12:00
(Zoom開催)
参加費:2,000円
アーカイブ配信あり
お申し込みはこちらからどうぞ。
お問い合わせは、HPのお問い合わせページより気軽にお尋ねください。
生涯発達支援塾TANE 坂部・櫻井