毎週月曜日は耕人館ODETTEプロジェクト。という名のフリースペースをしております。もともとは、発達障害や生きにくさを感じる子どもから大人までを対象に、過ごす場、認める場を設けたかったのです。しかも、そこには多種多様な人を配置していたい。なぜなら小さいときから、多種多様な人と触れ合うことはかならずその子の枠組みを外し、生きやすくなるはず、と思っていました。

ここは好き、いい場所と思う感覚はみんなそれぞれ違うのです。だから、あたりまえに、学校が好き!もあれば、学校が嫌い!もありえる。大人だって静かなカフェが大好きな人もいれば、にぎやかな居酒屋が大好きな人もいます。だから、学校嫌い→おかしい→適応指導→不登校、というその図式自体がまったく多様性のない話だなあと感じています。学校嫌い→別な場所(フリースクール、ホームスクーリング)→楽しい、ならばそれでもよいのではないか?と。

学校にいかないと集団性や社会性身につかない、という言葉も聞きます。しかし、本当にそうでしょうか。学校に行くのが大多数だから、行かないのが少数派になるだけ。学校ではない場所で出会う人々と交流することも可能なはずなのです。学校を好きで通っていることと同じように、どこにでも自分の居場所を見つけていいということ、学びの機会があること、その選択肢が多様であることを伝えていくことの方が、楽しい。

好きなものを知ること、好きな場所を知ることで、たとえば苦手な場所にハッキリとNOが言える。こうした力の方がこれからは必要とされる気がしています。

そんなわけで、いろいろな場所にへんな大人(ほめ言葉です!)がたくさんいる街は素敵なのだという実体験をもとに、今日も自分が好きな場所で動き続けている大人を探しに行くのです。

 

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櫻井育子(さくらいいくこ)
生涯発達支援塾TANE 代表(コーディネーター)

宮城県石巻市出身。特別支援教育士。書道師範。東北福祉大学福祉心理学科を卒業後,宮城教育大学の大学院で障害児教育を学ぶ。インクルーシブ教育の研究をしながら,ソーシャルスキルトレーニングの団体で発達障害のある子どもたちと出会う。2003年に石巻市で,任意団体「NPO石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」を立ち上げる。小学校,特別支援学校の教諭経験後,2016年に退職し,「生涯発達」の視点から教育,福祉を考えるコーディネートチーム「TANE」を主宰。ひとりひとりの違いを楽しんで生きる社会の実現を目指しています。

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